のらりくらりと・・・あくせくと・・・

行ってきました！待ちに待った「四月の雪」。初回放映は、さぞや満員かと思いきや、意外と前方やサイドはガラっと空いたまま。覚悟して出かけただけに、ちょっと気が抜けました。この前のヨン様訪日騒動は何だったの？って感じですが、まぁこちらは放映期間も長いし、チャンスを逃すことも無いでしょうから・・・。

過去２作のホ・ジノ監督作品も見、ドキュメンタリーＤＶＤも見、ネットでの情報収集にも励み、完璧な予習のおかげで、作品は期待を裏切らない予想通りの素敵なものでした。今まで、切れ切れになっていたシーンが、順序どおりにキレイに並べられて１本につながった感じです。知識が入りすぎていたせいか、初めて見る場面は案外少なく、反対にメイキング等で見ていた映像が結構たくさんカットされていることに驚きました。そのため、映画自体はシンプルにまとめられて、ホ･ジノ監督作品らしく、説明の無い含みを多く持たせたものになっていました。息遣いや足音など、研ぎ澄まされた音の世界が全てを物語っているようでした。

ただ、インスとソヨンの切ない愛にうっとりと浸りきっている自分と一緒に、そのシーンを撮影しているペ・ヨンジュンとソン・イェジンの姿を思い描いている自分がいて、何の予習も無しに見た人の感覚とは全く違うだろうと、ちょっぴり後悔していました。他の作品と同じように、ヨン様ファンでは無い自分が見たら、どう感じたのだろうかと。純粋にこの映画を見ることの出来ない自分がちょっと悲しくて・・・。

でも、価値有る映画には間違い無いと思います。彼の代表作として、ずっと輝かしく扱われていく作品でしょう。まだ、余韻に浸っています。